App Makerとkintoneの比較
前回はApp Makerで簡単なアプリを作成してみました。
App Makerとkintoneとの比較
「ローコーディングWEBアプリ」ということで、どうしてもApp Makerとkintoneを比較してしまいます。ネット(というか、はてなブックマーク)でもkintoneとの比較を意識する書き込みが散見されました。
結論から言うと、「App Makerはkintoneとは全く違うので、比較対象にならない」です。App Makerと比較するとしたらスクラッチのWEBシステム(フレームワーク含む)かもしれません。
前回のエントリーの通り、App Makerでアプリを作成するのは、意外と手間が掛かります。フォームのデザインの前に、データソースの作りこみに時間を取られます。
少なくとも、ノーコーディングは無理と言えるでしょう。
対して、kintoneはデータソースが完全に隠蔽されていて、フォームの作成と同時にデータが自動的に作成されるので、単純なCRUDアプリを作りたい、というのであれば、圧倒的にkintoneの方が早いです。文字通りノーコーディングでCRUDは作成できます。
データから設計するか、フォームから設計する(できる)か、という入り口の違いが、App Makerとkintoneが決定的に違う点になります。
自由度が高いのはやはりApp Makerですが、その分技術的なハードルも高くなります。
ローコーディングWEBアプリということで比較してしまいそうになるApp Makerとkintoneですが、そもそもの設計思想も違いますし、求められる技術的要件も大きく異なるので、両者は単純に比較できないと思いました。
App Makerとkintoneは、競合するサービスではなく、一長一短のあるサービスとして共存していくのではないでしょうか。
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